【21-22 第2節 GAME1】vs宇都宮ブレックス
まー、そうだよな...
因縁の宇都宮さん相手にそう簡単な試合にはならないよな...
というわけで、
宇都宮 77 - 68 川崎
開幕3連勝とはいかなかった今日の試合についての感想です!
出だしは新カードの切り合い
前半はスコアだけ見ると 宇都宮 29 - 30 川崎 と相変わらずのロースコアゲームの様相だったのですが、ちょっと昨シーズンとは違うポイントがいくつかありました。
川崎は #13サトルマエタ と #23マット大先生 の加入によってSG-SFのラインが強化されたことによるオフェンスオプションが増えました。
二人共開幕節から攻守ともにフィットしていて、流れを引っ張ってくるかってプレーも出てきて良い感じ。(まあそう簡単に流れを渡してくれないのが宇都宮さんなんですが)
セカンドユニットが出てきても #7竜青さん と #34パブさん の合わせが2連続で炸裂して簡単にはリズムを崩さず。
昨シーズンは #22ニック #34パブさん #35ジェイ によるビッグラインナップ(後半戦はこれを完全に攻略されてた気がする...)ばかりだったのですが、外から崩して中で合わせて、時折長距離砲も沈めてと点数の低さほど重さを感じない展開でした。
一方の宇都宮は相変わらずディフェンスが固いんですが、昨年までは基本インテンシティとローテーション連携が抜群でポイントの絞りがうまいマンツーマンばかり(そしてこれがなかなか攻略できない...)だったのですが、今年はインサイド陣の入れ替わりもあり変則1-3-1のゾーンディフェンスや新加入の #20チェイス を先頭に置いたプレッシャーの強いオールコートのゾーンプレスも織り交ぜてきており、夏にめちゃくちゃ準備してきたんだなと強豪らしさを感じさせる新カードを見せてくれました。
お互いに新しいカードが見られて、点数はロースコアだったんですが「固い・重い」という印象は無く前半を終了
セルフコントロール頑張れよの後半戦
前半戦のスタッツはお互いほぼ似たようなもので、3Pが25%前後とディフェンスの固さが発揮されていました。
後半は先に火がついた方が勢い掴むかなと思ってたらまさにその通りの展開で...
出だしこそは #0ゆうま の1本で「お!」と思わせてくれたものの、そこからは日本代表の比江島さんに完全にやられました...
ここで集中力を欠いてしまったのが #22ニック と #23マット大先生。
トランジションで戻れなくてイージーな速攻を決められたかと思ったら安易なパスとムキになった個人力頼みのオフェンスでリズムを崩し、二人共目に見えるくらい苛立ってました。
解説にLAZYなプレーと言われてたのですが、言い得て妙です。
そんな中でも #34パブさん 3P当たってたんだけどな...
開幕節で連敗を喫して気合の入り方が違う宇都宮さん相手にスキ見せたらまあこうなるよな...という展開で、3Qの途中は正直目も当てられない状況でした。
#0 - #7 ユニット良くない?
何か変えなきゃとなった川崎は #0ゆうま と #7竜青さん のダブルガードで、攻守のテンポを上げようと画策。
これ、いいんですよ。
#7竜青さん がきっちりゲームメイクして #0ゆうま が自由になる分アグレッシブなオフェンスができる。そうするとインサイド陣が空いてくるのでという連携。
ディフェンスも強度高くガード陣にプレッシャーがかけられるし、何より #7竜青さん が入るとスイッチングがスムーズになる。
たぶん宇都宮さんは #22ニック のところがディフェンスの穴だと気づいておりスコットやフォトゥの個人技にもはや1on1では抑えられないのでカバーが必須なので非常に助かる。
最終クォーターで追い上げないとどうしようも無いときになんでこのカード切らなかったんだろうか?
正直攻守に精彩を欠いて、機嫌も悪くプレーに集中力がない上に、ターンオーバーやショットクロックバイオレーションを狙わないといけない展開のときにアジリティが無い #22ニック をコートに置いておく意味が分からなかった。
(長いシーズンを見越して何かしら意図があったのかもしれないので、素人ファンの考えだと思ってください)
個人的には #0ゆうま と #7竜青さん のダブルガード組み合わせ、大好きな選手同士だし二人共ガッツ溢れるプレーでチームとブースターをリードしてくれるので負けるとしてもこのカード切って負けてくれたほうが嬉しいのになぁと思いながら(多分吠えてた)観てました。
佐藤賢次さん、信じてるよ!
#13サトルマエタ良くない?
もうひとり、起用に?がついたのがこの選手です。
シーズン開幕前こそは川崎のディフェンスシステムに馴染めるかな?オフェンスの方も固くならずにやれるかな?と心配していたのですが、たった3試合で夢中にさせてくれました。
ディフェンスは献身的なプレーをしてくれるし、シュートの手離れも良くて入っても入らなくてもリズム崩さないし。
今日は #11まっすー に変わってスタメンだったからウキウキしていたのに、後半はほとんど出番なく、長距離砲が必要な時間でどうしてコートに立てなかったんだろうか?
#11まっすー、そろそろ頼むよ...
集中力を欠いてるとはまたちょっと違ったけど、一言物申したいのが彼です。
開幕から3戦、らしさが全然出てない!!
もともと若手なのもあり、出来不出来が激しい選手でしたが、なんか固くなっちゃってる気がします。
色々考えすぎて空回りしている感じ。思い切って切り込んでいいタイミングで周りを見過ぎたり、シュートの手離れもちょっと躊躇を感じたり。
きっといつまでもルーキーの勢いのままじゃいけないと、成長しようともがいてるんだとは思ってますが、 #11まっすー の爆発なしだと寂しいよ...
収穫のあったディフェンスリバウンド
どうしても負けた試合は気持ちが高ぶってしまうのですが
良かったところにも目を向けようと思います。
まず何より良かったのがディフェンスリバウンド。
昨シーズンは宇都宮さん相手にことごとくオフェンスリバウンドを取られてしまい、セカンドチャンス、サードチャンスって場面がざらで試合を支配されてました。
最終的なFG率や3P率が同格でも、攻撃回数の差でジリジリ離されて競り負ける試合がすごく印象に残ってます。
スコットとギブスが強いんだもん...敵だったから大嫌いだったよ...
今年はまだ1戦目ですが、試合通して宇都宮さんオフェンスリバウンドを4に抑えられたのは非常に良かった。
特に印象的だったのは #7竜青さん 筆頭にアウトサイド陣がきっちり拾いにいってたのが効いてたと思います。
178cmでディフェンスリバウンド5本は本当にシブいっす。
(あと #0ゆうま の「どこから飛んできた!?」ってのも一つあったな)
明日はディフェンスリバウンドのイメージは継続しながら、トランジションのところをケアしてほしいものです。
番外
これではっきり分かりましたが、群馬さんが強いです。
シーズン開幕戦で新加入外国籍が多くて噛み合わせがまだだったとはいえ宇都宮さんの力は今シーズンも衰えてないのに、きっちり2連勝してたのは怖すぎます。
スカウター陣、群馬さんと当たるまでの分析頼みました。