川崎ブレイブサンダース 21-22シーズン

サンダースファミリーの私の見解書き連ねていきます

【21-22 第4節 GAME2】vsレバンガ北海道

川崎 63 - 69 北海道

連勝ならずの第4節でした

試合の勝ち負け以上に川崎ブースターにとっては我慢というか精神力が試される試合だった

負けたときこそ、振り返りということで今日の試合のポイントを見ていきましょう

・北海道さんの修正力と集中力が高かったのに怯んだ試合だった
・個の打開力が高くないので、バラバラにされると攻め手がほとんどない...
・とはいえ去年の地獄の期間よりはマシだったので期待したい
 

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北海道さんの戦術に終始嵌められたゲームだった

今日の試合、観ていた人は感じていたと思うのですが終始オフェンスが重く流れが作れないいやーな展開でしたね。

昨日の試合でビッグラインナップにガタガタに崩された北海道さんにきっちり修正してやられました。

多分、対策されたのは#22ニックのハイポストからのアタックをブラインドサイドから必ずカバーに入ること(#22ニックがターンしたらそこに相手がいる、みたいな)と、ミスマッチになってるところは必ず前に入って、裏にもう一人カバーが入ること。

とにかく全員ペイントエリアに入ってディフェンスするのが優先で、アウトサイドはもはや捨ててもいいというくらい思い切りが良かったです。

これだけならまだ川崎としても戦いようがあったのですが、加えて今日は3Pが誰も当たらない...

#7竜青さん→0/6本

#0祐眞→1/7本

#13サトルマエタ→0/2本

#33はせ→1/5本

#35ジェイ→0/4本

#33ニック→2/5本

外が入らないから、よりインサイド固めることに集中されるという完璧なハメパターン...

チーム全体で16.1%の3P確率はなかなか渋い...

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3FG%がきつい...

個で打開しないスタイルの一番嫌なパターン

3Pは正直水物だし、相手チームの最も得意なパターンを対策するのはプロの試合として当たり前なので、今日の北海道さんの出方は読めないわけではなかったはずだと思うんです。

総じて、やっぱり川崎は強豪だし良いチームだけど、それでも完璧なチームは無い中で浮き彫りになったのが個の打開力勝負に持ち込まれたときの弱さ

昨シーズン、唯一Bリーグトップの成績だったのがアシスト数なのですが
これは川崎の得意な全員が同じオフェンスイメージを共有して連動し
ラストパスでフリーを作って沈めるスタイルの現れでした。

ハマってるときは押さえどころがないし、キレイに崩したイメージも植え付けるので強い

一方で、連動を止められると個人で打開できる引き出しを持っていない...

能力の問題というより取捨選択して練習しているはずなので戦略の限界

Bリーグの他のトップクラブを見ると、ワンプレーここぞってときに一人でバックコートからプッシュして切り込んで決めきっちゃう選手っていると思うんです。

宇都宮さんの比江島選手しかり、千葉の富樫選手しかり、群馬のジョーンズ選手しかり、富山のマブンガ選手しかり。

川崎は、良くも悪くもチームの原理原則が強いので、パスで崩せないと点が取りにくい。

たまに#0祐眞や#22ニックが個人技で崩しても、その後のディフェンスの連動までが決まっていないのですぐやり返されちゃう印象が強いです。

この辺りは限られた時間の中でどういう武器を磨いていくかって話なので、チーム戦略に近い話だと思っています。

そして、1試合で問題が見えたからといって自分たちのスタイルを崩して個人技に走ってもコンセプトがブレるので、個人的には思い切って諦めたほうが良いと思います。

その代わり、対策されても連動が切れないくらいチームオフェンスオプションの幅を広げられると良いなと。

ビッグラインナップの切り方に疑問を覚えた試合だった

前提として、プロのスカウターとHCたちが素人には分からないことまで見て、分析して、考えて試合をしているので偉そうに戦術に口出しするのは嫌いなのですが、いちファミリーとしての印象としてはビッグラインナップ長く引っ張りすぎじゃね?と感じました。

ビッグラインナップは高さのミスマッチが作りやすく、オフェンスはペイントで得点が容易に、ディフェンスは逆にペイントを守りやすくリバウンドが押さえやすいメリットがあるものの

#22ニック、#34パブロ、#35ジェイが出突っ張りになるので彼らの疲労が溜まることと、#22ニックがコートにいる以上ディフェンスでトラップしてボール奪って短時間で点差を詰めるのに向かないなと思っています。

試合の中盤で5分ほど流れをガラッと変えるのには非常に有効なのですが、選手のその日の調子、相手の対策度合いがあるので前半で試して、追いかけるゲームなら3Qリードを守る試合なら4Qに使いたい戦術なのだが

今日は後半ずっとじゃなかったかな...

結果、残り3分8点差でまだいける展開なのにテンポが上がらずそのまま試合終了というきつい展開になってしまった。

#23マットがいればもっと違う選択肢もあっただろうが、いないものは仕方ないし、全チーム多かれ少なかれ全選手がベストな状態で揃わない中戦ってるのでこれは言っても仕方ないだろう。

去年の二の舞か、今年は違う姿を見せられるか

長いシーズン、落としたくない試合を落とすこともあるでしょう。

そしてBリーグ全体のレベルが上がってるので楽勝な試合が無いのも事実。

去年はたしか第5節から第15節くらいまでGAME1は勝って、GAME2で対策されて敗けてというのを繰り返してた地獄のような期間がありました。

ブースターとしては上位の千葉さんや宇都宮さんについていきたいのに、GAME2を対策されて不完全燃焼で落としてフラストレーションを溜めた状態で次の週まで仕事や学校に行かなきゃいけないので辛かった記憶があります笑

今季の第4節の北海道さんとの試合はこの記憶が蘇りました。

ただ、ここできちっと流れを切れればまだまだ東地区は団子なので大丈夫!

10月最後の試合をアウェー滋賀さん戦で勝って締めて、11月最初の土日はホームで富山さんに連勝して断ち切りたい!

そのために#23マットの復帰と、#11まっすー・#13サトルマエタの爆発#27くまの復調を期待したい!

今日戦ってた選手たちは我慢した方

#7竜青さんは最後退場しちゃったし、前半は3Pをフリーで打つも入らずだったが
終始ディフェンスの強度も高かったし、カバーダウンもきっちりやってた

#0祐眞はイージーショット落としたのと大事な場面でのフリースローのミスが目立ったし、今日はピックのあとの思い切りが悪かったが、そもそも普段がエグすぎるのでたまにはこういう日もあるだろう。

二人共、大好きな選手なので気を落とさないでほしい。

#34パブロも4Qのフリースローがって言われているが、元々フリースローは苦手で誰しも1つや2つ苦手なものはある。それを補ってあまりあるスティールの嗅覚やクレバーなディフェンス、オフェンスのポジショニングの上手さがある。

何が言いたいかというと、今日目立った悪いプレーを修正するのも大事だが、それよりも良さをもっと活かして連携して勝つことに目を向けてほしい。

去年の1勝1敗街道のときはチーム全体がGAME2は下を向いてストレス溜めて、雑なプレーをして味方ともコミュニケーションを取らないって姿が見ていて辛かったが、今日は少なくともそういう風には見えなかったのが良かった。

得意じゃないシチュエーションに追い込まれながらも、なんとか一つ一つのプレーの精度を上げようとしていた姿はブースターとして誇らしかったです。

結果は敗けだし、違う見方をしている人もいるでしょうけど、個人の感想として。

救いは誰も飛び抜けてない東地区

これでもまだ東地区の上位に食い込んでるので落ち込むことはない。

千葉さんが6勝2敗でトップだが

その下はA東京さん、渋谷さんと川崎が並んで5勝1敗

どこも楽には勝てないのはリーグとして進化している証拠。

10月締めくくりの滋賀さん戦では、大爆発を期待しています!