【21-22 第2節 GAME2】vs宇都宮ブレックス
か、勝った...!!
心臓に悪かった...
それにしても今日の試合は見どころが多かったです。
解説の井口さんも言ってましたが、Bリーグ史に残るゲームでした!
見逃し配信で何度も観たい試合ですね。
点数もさることながら、レベルが高かった。
さあ、宇都宮 76 - 78 川崎で終わったGAME2の感想を書いていきます。
なんと言っても長谷川技
佐藤賢次HCもインタビューで言ってたように、今日はディフェンシブに試合に臨もうというのがスターティングラインナップからも見て取れました。
#33はせ が今シーズン初のスタメン。
開始最初のプレーだけで解説の井口さんに「比江島選手にボール持たせないぞって気合が入ってますね」と言わせるくらいの気迫でした。
そして得点シーンでも派手なプレーでもなんでもない、なんだったらファールをコールされたこのワンプレーについて解説と実況が試合の最後まで口にするくらい今日の試合を象徴していたディフェンスでした。
実際、 #33はせ のディフェンスをきっかけに #7竜青さん #0ゆうま まで気合が入ってたし、チームとして40分間ずっと集中を保てた良いゲームだったと思います。
守備職人の #33はせ 今日の裏MVPでもいいぞ。
この貢献度で #33はせ のEFFがマイナスなのは納得いかない。
昨日の課題は今日に持ち越さない
今日の試合で特徴的だったのは川崎のオフェンスの修正力です。
とにかく3Pを打たせない、アウトサイドで良いプレー選択をさせないディフェンスが徹底されてる宇都宮に対して、個人技ではなく繋いで崩してを信条をする川崎(昨シーズンのアシスト数がB1でトップ)はずっと苦手なんです。
普通はガードのトップポジションからのピックプレーや、ウィングポジションからのポストアップから入るのですが、これをことごとく止められる感じ。
今日の川崎は思い切って、 #22ニック や #11まっすー を筆頭にディープポジションでのポストアップ(リングに限りなく近い位置。普通は3秒バイオレーションを気にしてペイントエリアの外でポストアップするが、ペイントエリア内でポストアップするやつ)にガードポジションから直接ボールを入れて崩すというのが多かった。
結果ボールがよく回って久しぶりにディフェンスを崩しての得点が見られた試合でした。
昨日は全く見られなかったプレーなので、修正力の賜物ですね。ブラボー。
オフェンスの球離れが良くなったと同時に、ディフェンスも高い集中力でファールを抑えながらも相手に好きにさせず、宇都宮さんのお株を奪う24秒バイオレーションが見られたりと昨日とは全く別チームの試合運びでした。
両者ハイレベルな攻守の応酬で見応えばっちり
一方の宇都宮さんもそう簡単には引き下がりません。
田臥選手が2Qで2分くらいの間に7得点を決めて、川崎に傾きそうな流れをがちっとホールしたり、日本の宝比江島選手は相変わらず嫌なところできちっと沈めてきたり。
(解説の井口さんが「マイクロウェーブな選手」って言っててちょっと笑いました。どうやら電子レンジのように短時間に熱を上げることができる選手のことを言うらしく、NBAで使われる用語らしいです)
他のチーム相手だったら今日の川崎の調子だと前半で安心できる試合展開になるのに全然そうさせてくれないのが憎いところだし、悔しいけど強いなと思うところです。
ディフェンスではお互いルーズボールに飛び込みまくるコートダイブ合戦で、観客を魅了する良いゲームでした。( #22ニック が一日に3回もコートに転ぶのは多分もう見られません。そして #22ニック が転ぶとどこか痛めたんじゃないかとヒヤヒヤするのでできれば転ばないでほしい)
これだけ白熱すると審判にイライラが溜まったり、お互いに乱闘チックになったりヒートアップしやすいのですが今日はお互いそういう場面がほぼ無かったのも紳士的で、試合に集中している強豪らしい戦いで嬉しかった。
もうひとりの裏MVP #35ジェイ
今日の川崎のディフェンス、なぜハマってたかというと実は宇都宮さんのハイピックのところでずーーーっと #35ジェイ のショーディフェンスがハマってたからなんですね。
このショーディフェンスが甘いと脇をすり抜けられて一枚置き去りにされたり、スイッチした先がミスマッチになって簡単に点を取られたりするのですが、きっちり相手のコースを阻みながらパスコースもカットしてオフェンスを展開させなかった。
途中突き指(?)で手を痛めたような仕草をしていたときは昨シーズンの宇都宮さんとの第1戦で長期離脱したときのデジャブかと思って焦りましたが、なんともなかったみたいでホッとしました。
ジャニング注意報、ジャニング警報
そして今日もうひとり高い集中力を保ってたのが(多いな今日。というか今日は全員集中できてたからホントはみんなの分書きたいんだよな) #23マット大先生!
3P一辺倒じゃなく、ディフェンスもできればカットイン、パスもできる器用なユーロトップガード。
3Qで最大15点差をあけた展開の立役者です。
今日は得意の長距離砲を大事なところで3本沈め、川崎の爆発力はもはや #22ニック だけじゃないぞという存在感を示してくれました。
今日の試合は相当解説・実況的にも楽しかったようで #23マット が3Pを沈めるとジャニング注意報・ジャニング警報という新フレーズも生まれました!(井口さん、楽しんでましたよね。好きです)
宇都宮さんの集中力もやばい
これだけポジティブなことを書くと大勝したんじゃないかという印象なんですが、そうさせてくれないのが宇都宮さんです。
最大15点差開いたのに、気づいたらラスト24秒で同点というハラハラ展開に。
前半はお互い3Pの確率が20%くらいだったのに、最後は双方40%超えと打てば入るし落としたほうが置いていかれるサドンデスマッチみたいなヒリヒリした試合でした。
川崎のミスは見逃さず得点につなげてくるし、一人がハッスルするとその勢いをチーム全体に拡げられるし、どんな展開になってもハドル組んで集中力切らさないし。
今日は川崎に軍配が上がって超嬉しいですが、できればもう当たりたくない。
今日の試合で川崎はステップアップできましたが、宇都宮さんも確実に新戦力と去年から変わらない日本人ラインナップが噛み合ってきてここからさらに勢いを増しそうです。今年はゾーンも手札に加えだしたの本当に怖い。
そんな両者のCS決勝かってくらい集中したゲームがこの開幕序盤で観られたことに感謝です!
来週はまたまた強豪琉球との連戦
昨シーズンのCSに進出した8チームのうち、唯一負け越してたのが琉球さんなんですよ。
言い訳をすると #33ジェイ と マティが怪我で離脱してて補充の外国籍もいないので #22ニック と #34パブさん が40分出場しないといけない最悪コンディションのときだったってのはあるんですが...。
川崎ブレイブサンダースに密着したオリジナルのドキュメンタリー「OVER TIME」の中で琉球さんに破れた川崎がロッカーに帰るときに向こうの方で琉球さんが盛り上がってるシーン、何度観ても悔しくて悔しくて。
それでも今年のA東京さんを破った試合を見ると去年よりパワーアップした琉球さんをどう迎え撃つのか楽しみです。
昨年のリベンジ、果たしてやりましょう!