川崎ブレイブサンダース 21-22シーズン

サンダースファミリーの私の見解書き連ねていきます

【21-22 第21節 GAME2】vsサンロッカーズ渋谷

天皇杯準決勝前の最後の試合。

是が非でも良い感触で終えたい一戦。一方で前日負けている渋谷はバウンスバックを狙ってタフなゲームになる予想でした。

結果は川崎85-68渋谷とオフェンス・ディフェンスともにきっちり戦術遂行して勝ち切れました。

これで暫定ですが勝率で東地区単独首位にも!

f:id:one_of_btf:20220206221048j:plain

#27くまの献身

川崎は前節からご家族の関係でインサイドの要の#34パブロが一時帰国

昨日の試合は渋谷もハレルソンを欠いていた(加えてシーズン序盤からケリーも)ため、なんとか枚数的には揃っていたのですが今日はハレルソンが復帰...

ただでさえマカドゥーとヒサタケで破壊力抜群のインサイドに1枚加わるなんて...と思っていました。

試合序盤から#35ジェイがファールに気をつけながらもタフなディフェンスとリバウンドでインサイドを抑えてくれていたのですが、今日注目したいのは#27くま

本来はSFポジションの彼ですが、チーム状況を鑑みてヒサタケやハレルソンにマッチアップする時間も多かったです。

ここでめちゃくちゃ積極的にプレッシャーをかけ、渋谷の生命線のオフェンスリバウンドを阻止するためにゴール下では献身的にボックスアウトを張り、たとえリバウンドを取れなくても外に弾いたりと#34パブロを欠いていることを感じさせないプレーで安定した試合運びを支えてくれました。

オフェンスでも強気なドライブや3Pで着実に点を重ねていたのも印象的です。

#11まっすーが攻撃の起点に

14得点の活躍で、40分間チームの攻撃の起点であり続けたのが#11まっすー。

ポストアップからの技ありシュートや、相手のビッグマンのブロックをずらしてのレイアップなどオンファイアな1日でした。

#11まっすーの特徴として、シュート離れが半拍速い。(そういう表現をするのか不明ですが...)

オーソドックスなレイアップだとステップを2歩踏んで思いっきり飛んでシュート、のリズムなのですが彼は1歩目で踏み切ったり、2歩目を踏んだ時点でシュートを放っていたりと、ディフェンスからするとブロックに飛ぶ事前動作中に打たれてしまうのでとにかくリズムが合わせづらいのです。

理屈にしてしまうと簡単そうに見えるのですが、実はかなりの高等技術でこれをプロレベルで武器にしている#11まっすーは本当に末恐ろしい

今年も天皇杯で爆発して、優勝の立役者になってもらいたいです!

修正力で上回った一戦

昨日のGAME1は川崎のシュートアテンプト53に対して、渋谷が79でした。

だいたい60前後が基準だとすると川崎はオフェンスリバウンドが全く取れず、逆に渋谷はオフェンスリバウンドとターンオーバーの誘発によってかなりシュートチャンスを作ったという試合でした。

川崎は限られたシュートチャンスでもきっちり渋谷のディフェンスを崩して高確率で決めていたので勝利を掴みましたが、シュート確率は水物であることと崩されたプレーは相手も修正してくることを考えるとGAME2は同じような内容では勝利できなかったと筆者は見ています。

なので今日のゲームはリバウンド(オフェンス・ディフェンスともに)とターンオーバーをいかに減らすかが勝負だったのですが蓋を開けてみるとGAME2は川崎のシュートアテンプト63に対して渋谷が67と、きっちり修正できてたのが勝利の大きな要因でしょう。

3Pの確率はお互い30%台前半とやはり昨日ほどの差が見られなかった中で勝てたのはこの修正の力が大きかったからだと見ています。

#23マットは嵐の前の静けさ?

総じてどのメンバーも集中して臨んだ今日のゲームだったのですが、唯一上げるとすれば#23マットの不発。

試合序盤から3Pも2Pも放ってはいるものの、今日はなかなかジャニング警報を響かせられませんでした。

チーム全体で言えば誰かが不調のときは他のメンバーがカバーということができており、安定して勝つ強いチームらしさが確かめられたのですが2/9(水)の天皇杯準決勝vs宇都宮ブレックスでは#23マットの長距離砲が不可欠です。

楽観的な見方をすれば最終的にはシュート率は実力に収束するので今日不調だった分次の試合では爆発する可能性があるのであまり気にしすぎず、期待だけするようにします。

優勝請負人として水曜日の天皇杯準決勝でこれでもかってくらいジャニング警報を響かせてください!