川崎ブレイブサンダース 21-22シーズン

サンダースファミリーの私の見解書き連ねていきます

【天皇杯準決勝】vs宇都宮ブレックス

昨年の天皇杯決勝と同じカードとなった準決勝。

いつもいつも川崎にとっての壁となる強豪宇都宮ブレックスとの一戦。

結果は宇都宮72-83川崎で見事3年連続の決勝進出!

連覇まであとひとつ!

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今日は一人を取り上げるのが激ムズ

#0祐眞のアタックからリズムを作れたし、#7竜青さんのディフェンスも見事でした。

#11まっすーはいよいよ本格覚醒だし、#22ニックは大舞台でも落ち着いてシュートタッチが良かった。

#23マットの2Qでのスプラッシュが試合を決めたとも言えるし、#27くまがディフェンス・リバウンドで相手のインサイドを封殺してた。

#13サトルも大事なところで3Pを沈め、味方のアタックに対してきれいに合わせて宇都宮のディフェンスを崩していたし、#35ジェイのスコットとフォトゥ抑えは見事としか言えない。

#33はせは大事なQの入りできっちり比江島を抑えてディフェンシブな流れを作ってくれた。

そして何より、ご家族の事情がある中、川崎ファミリーとしては長期離脱も覚悟していた救世主#34パブロが当日帯同&試合にも出てブランクを感じさせないサプライズは涙モノでした。

どう転んでも難しいゲームになる宇都宮戦で、きっちり安定した試合運びで勝ち切れたのはもう嬉しい以上の表現が見当たりません!!

誰か一人にフォーカスを当てるなんて無理です!

ボールマン以外の動きと起用の妙

宇都宮はBリーグ22チーム中でも総失点が最少の超ディフェンシブチーム。

プレッシャーをかけまくってターンオーバーを誘発する秋田や渋谷とはまた違って、5人の連動が段違いに精密で、決してバクチをしない堅いという表現がしっくり来るチーム。

昨年のCSはこの宇都宮のディフェンスに、ハーフコートで全くパスが繋がらず、5人が分断されてオフェンスが崩壊しました。

パッシングゲームを主体とする川崎にとってまさに天敵です。

今日も出だしは攻撃の起点の#0祐眞のところにハイプレッシャーをかけ、受け手の#22ニックや#35ジェイを外に押し出してオフェンスのテンポを遅らせられたので重い重い出だしとなりました。

ここで光ったのが#23マットをボールハンドラーにする布陣。#0祐眞や#7竜青さんと一緒に出てても敢えて、です。

宇都宮の個々の役割が変わることで、高精度の連携を少しずつほころばせてスキを作れたのが2Qの31得点というビッグクォーターにつながったのではないでしょうか。

加えて、ボールハンドラーが動かないと他の選手が動き出せないことが多いのですが、今日の川崎はずっとボールハンドラー以外が動けており、これも一つ宇都宮のディフェンスを崩す要因となりました。

まさに今シーズンのコンセプトMOVEを体現した試合。

ファールの使い所が上手になっている

ここ数試合感じるのは、無駄なファールをしないディフェンスがうまくなっているというところ。

速攻の流れを止めるファールは随所で使うものの、インサイドの競り合い時に余計な手を出してのバスケットカウントなどが異様に減ってます。

特に#22ニックと#35ジェイのところ。

#34パブロの離脱によってインサイドのファールトラブルのインパクトが大きくなっているのがきっかけですが、#34パブロの復帰後もこの集中を保てているのは非常に良い。

本日もゴリゴリインサイドで攻めてくる宇都宮に対して、前半はフリースロー機会を一度も与えませんでした。

このポイントはリーグ戦後半戦にも大きく期待できる部分です。

決勝は千葉ジェッツ

これで3年連続の天皇杯ファイナル進出となった川崎。

相手はこれまた因縁の相手の千葉ジェッツ

レギュラーシーズンは1勝1敗で実力は拮抗していると言ってもいいでしょう。

3冠を狙う川崎にとって大きな大きな壁ですが、シーズン後半に強い川崎は勢いをつけて跳ね除けてくれると信じています!