【21-22 第22節 GAME1】vs信州ブレイブウォリアーズ
川崎77-84信州
最後までもつれるシーソーゲームを制したのは信州でした
信州強し
現在の順位だけで見ると、信州は勝率5割付近で西地区6位です。
ですが、筆者的には西地区TOP3に入ってもおかしくないと思っています。
シーズン第10節ごろまでは島根や名古屋とともに西地区の2~4位を争っていたのですが、そこからは相次ぐ怪我でロスターが全く揃わなかった不運により黒星を重ねていた。
ロスターが全員揃ったときの信州は、今日のゲームのようにタイトで連携の良いディフェンスで安定した試合運びをします。
そのため筆者の今日の印象としては「落としてはいけない試合を落とした」というより、強豪とバチバチにぶつかって競り負けたと感じています。
川崎ブースターとしてわがままを承知で言うと、川崎のときだけじゃなく他の強豪との試合でもロスター揃って白星を挙げておいてほしかった...
スタート不調も、チームでカバーの兆し
本日の試合、#22ニックはもう完全に対策されていて簡単にはプレーさせてもらえませんでした。
#23マットも怪我明けでシュートタッチが戻らず。
加えて、#0祐眞もイマイチ流れを掴みきれず本来の爆発力が見られませんでした。
3選手とも、元々の期待値が高いがゆえの苦悩だと思います。
そのため試合の展開は苦しく、前半は得点が伸びずに7点ビハインドで後半へ。
後半も出だしこそは追いついたものの、信州の集中力が切れず簡単には追い越せないままズルリと点差を開かれる展開に。
ここでチームを再奮起したのが#7竜青さんと#13サトルの連続3Pと#11まっすーと#34パブロの献身的なプレー。
試合は負けこそしたものの、誰かが不調のときに他のメンバーがカバーできる兆しが見られたのは、シーズン終盤の安定的な勝利につながると信じています!
今日は#34パブロのために勝ちたかった...
ご家族の都合で緊急帰国して戻ってきた#34パブロ。
天皇杯準決勝はコンディション整っていない中チームのために頑張ってくれました。
そんな#34パブロが今日は#35ジェイ不在な中、チーム最多の20得点、ディフェンスもリバウンドも相変わらず一ミリも手を抜かない。得点も勝負所できちっと決めて点数以上に試合を動かしていました。
毎試合毎試合MVPは#34パブロだろというブースターの声が大きい中、今日の試合は勝ったら間違いなくMVPを獲れただろうと思うとリーグ成績とは別の理由で涙が出ます...
【21-22 第17節 GAME2(代替試合)】vs群馬クレインサンダーズ
なんだか色んな感情が混ざってもやもやする試合でした...
川崎73-81群馬で終わったGAME2のレビューです。
#22ニックと#7竜青さんの気迫
#34パブロは今節コンディション調整、#3よねすけは怪我で離脱。
加えて昨日の試合で#13サトルと#23マットも戦線離脱...
満身創痍で挑んだ試合でした。
#0祐眞もやはり気合だけでは溜まる疲労を跳ね返せず試合全体通して重たい展開に。
3Qには筆者的には疑惑の判定で#35ジェイも離脱し、#27くまも試合中に怪我...
加えて得意の3Pをシュートシチュエーション作れど作れど入らない...
3Pが得意じゃない群馬は昨日に続きオンファイヤー...
どんどん状況は悪くなっていくのですが
序盤は#22ニックが気を吐いて一つずつ得点を重ねる。
後半も流れを掴めない川崎は万事休すかと思ったところ、#7竜青さんが何とかペリメーターのショットと3Pを沈め最後まで食らいつく...
もう観てて泣きそうでした...
この試合展開でも1桁点差
状況的にも、試合の流れ的にももっと離れていてもおかしくなかったと感じました。
昨年までのチームだったら集中力が切れてもおかしくない場面が何度も何度も...
それでも最後のブザーがなるまで勝利を諦めずに戦った選手たちは確実に強くなっていると感じましたし、観てて誇らしかったです。
東地区首位争いが激戦状態になっている中での連敗は正直かなり堪えるものがありますが、幸いにもまだ千葉とも東京とも宇都宮とも直接対決が残っています。
一旦今は休んでバイウィーク空けから気持ちよく川崎のバスケを披露して首位奪還を期待したいと思います。
今節のパフォーマンスを川崎の実力と言われるのが耐えられない
今節のゲーム、群馬が底力を見せたと言われているしそのことには文句はないのですが川崎が実力を出し切ってこれと思われるのが悔しくて堪らないです。
次の群馬との対戦は3/23。
このときは万全の状態で、もちろんトレイ・ジョーンズ選手も出てもらってけちょんけちょんにしてやりましょう。
【21-22 第17節 GAME1(代替試合)】vs群馬クレインサンダーズ
悔しい。ただただ悔しいです。
川崎95-101群馬の試合レビューです。
疲労感が目に見える
ずっと川崎の試合を追ってるファミリーからしたら今日の試合は特に入りが「らしくない」の一言に尽きるかと思います。
シュートタッチはこれまでもブレがあったので入っていないことは仕方がないのですが、一つのパス、一つのドリブル、一つのシュートにキレがない。
ディフェンスの強度にあてられてのターンオーバーっていうより、おやおやそのプレーどうした?って場面が多かったです。
ディフェンスも、強度高く行こうとしているのは見えたのですが、ラスト一歩脚がついてこない感じ。
群馬のタッチが良かったのもあるのですが、結果オープンで打たれるシュートが多くフラストレーションが溜まりやすい試合でした。
中2日で天皇杯準決勝からの試合+パブロがコンディション調整中+よねすけ離脱というしんどいタイミングです。
諦めない姿勢が心を打った
結果6点ビハインドで敗けてしまったのですが、何度も2ポゼッションくらいに詰めては離されてを繰り返してたゲームの中で、最後まで諦めない姿勢を見られたのは一つ光明だったかと思います。
長いシーズン、いろんなものが噛み合わずに敗ける試合もある。ファミリーもそれは承知。ただ、応援してて誇らしいチームであるところだけはぶれてほしくないなぁと思いながら観ていたので変な感じですが今日の試合を観て改めて「川崎ファミリーで良かった」と感じました。
たらればを言うと流れを掴んで2ポゼッション差まで迫ったタイミングで2度ほど#11まっすーのフリーの3Pチャンスがあったり、それほど3Pが得意じゃない群馬の3Pが幸運にも当たってしまったりとかあるのですが、そこは勝負の世界なのであまり言及しません。
明日の修正点は「休養」
やろうとしていることを見ると、実はそれほど間違っていない気がしていました。
タフなボール回しをさせて、最後はオープンだけど確率の低いショットを選択させるディフェンス。ゴールアタックから外に捌いてのオフェンス。
ターンオーバーのところがスタッツとしては気になりますが、個人的にはワンパス多い時間帯がこの数値に響いていたのではないかと見ています。
特に前半の#0祐眞、#23マットのところ、もっとパスを探さずにゴールアタックできる場面が多かったのが一つ捌いてしまったがゆえに合わせが崩れるケースが見受けられました。
またリバウンドのところも飛び込んではいるがポジション取りが厳しい...
何か戦術のミスというより、とにかく疲労で判断が鈍っている、あと一歩が踏み出せないといった印象でした。
なので、今日の試合は忘れてとにかく休養が一番なのではないかと思っています。
【天皇杯準決勝】vs宇都宮ブレックス
昨年の天皇杯決勝と同じカードとなった準決勝。
いつもいつも川崎にとっての壁となる強豪宇都宮ブレックスとの一戦。
結果は宇都宮72-83川崎で見事3年連続の決勝進出!
連覇まであとひとつ!
今日は一人を取り上げるのが激ムズ
#0祐眞のアタックからリズムを作れたし、#7竜青さんのディフェンスも見事でした。
#11まっすーはいよいよ本格覚醒だし、#22ニックは大舞台でも落ち着いてシュートタッチが良かった。
#23マットの2Qでのスプラッシュが試合を決めたとも言えるし、#27くまがディフェンス・リバウンドで相手のインサイドを封殺してた。
#13サトルも大事なところで3Pを沈め、味方のアタックに対してきれいに合わせて宇都宮のディフェンスを崩していたし、#35ジェイのスコットとフォトゥ抑えは見事としか言えない。
#33はせは大事なQの入りできっちり比江島を抑えてディフェンシブな流れを作ってくれた。
そして何より、ご家族の事情がある中、川崎ファミリーとしては長期離脱も覚悟していた救世主#34パブロが当日帯同&試合にも出てブランクを感じさせないサプライズは涙モノでした。
どう転んでも難しいゲームになる宇都宮戦で、きっちり安定した試合運びで勝ち切れたのはもう嬉しい以上の表現が見当たりません!!
誰か一人にフォーカスを当てるなんて無理です!
ボールマン以外の動きと起用の妙
宇都宮はBリーグ22チーム中でも総失点が最少の超ディフェンシブチーム。
プレッシャーをかけまくってターンオーバーを誘発する秋田や渋谷とはまた違って、5人の連動が段違いに精密で、決してバクチをしない堅いという表現がしっくり来るチーム。
昨年のCSはこの宇都宮のディフェンスに、ハーフコートで全くパスが繋がらず、5人が分断されてオフェンスが崩壊しました。
パッシングゲームを主体とする川崎にとってまさに天敵です。
今日も出だしは攻撃の起点の#0祐眞のところにハイプレッシャーをかけ、受け手の#22ニックや#35ジェイを外に押し出してオフェンスのテンポを遅らせられたので重い重い出だしとなりました。
ここで光ったのが#23マットをボールハンドラーにする布陣。#0祐眞や#7竜青さんと一緒に出てても敢えて、です。
宇都宮の個々の役割が変わることで、高精度の連携を少しずつほころばせてスキを作れたのが2Qの31得点というビッグクォーターにつながったのではないでしょうか。
加えて、ボールハンドラーが動かないと他の選手が動き出せないことが多いのですが、今日の川崎はずっとボールハンドラー以外が動けており、これも一つ宇都宮のディフェンスを崩す要因となりました。
まさに今シーズンのコンセプトMOVEを体現した試合。
ファールの使い所が上手になっている
ここ数試合感じるのは、無駄なファールをしないディフェンスがうまくなっているというところ。
速攻の流れを止めるファールは随所で使うものの、インサイドの競り合い時に余計な手を出してのバスケットカウントなどが異様に減ってます。
特に#22ニックと#35ジェイのところ。
#34パブロの離脱によってインサイドのファールトラブルのインパクトが大きくなっているのがきっかけですが、#34パブロの復帰後もこの集中を保てているのは非常に良い。
本日もゴリゴリインサイドで攻めてくる宇都宮に対して、前半はフリースロー機会を一度も与えませんでした。
このポイントはリーグ戦後半戦にも大きく期待できる部分です。
決勝は千葉ジェッツ
これで3年連続の天皇杯ファイナル進出となった川崎。
相手はこれまた因縁の相手の千葉ジェッツ。
レギュラーシーズンは1勝1敗で実力は拮抗していると言ってもいいでしょう。
3冠を狙う川崎にとって大きな大きな壁ですが、シーズン後半に強い川崎は勢いをつけて跳ね除けてくれると信じています!
【21-22 第21節 GAME2】vsサンロッカーズ渋谷
天皇杯準決勝前の最後の試合。
是が非でも良い感触で終えたい一戦。一方で前日負けている渋谷はバウンスバックを狙ってタフなゲームになる予想でした。
結果は川崎85-68渋谷とオフェンス・ディフェンスともにきっちり戦術遂行して勝ち切れました。
これで暫定ですが勝率で東地区単独首位にも!
#27くまの献身
川崎は前節からご家族の関係でインサイドの要の#34パブロが一時帰国。
昨日の試合は渋谷もハレルソンを欠いていた(加えてシーズン序盤からケリーも)ため、なんとか枚数的には揃っていたのですが今日はハレルソンが復帰...
ただでさえマカドゥーとヒサタケで破壊力抜群のインサイドに1枚加わるなんて...と思っていました。
試合序盤から#35ジェイがファールに気をつけながらもタフなディフェンスとリバウンドでインサイドを抑えてくれていたのですが、今日注目したいのは#27くま。
本来はSFポジションの彼ですが、チーム状況を鑑みてヒサタケやハレルソンにマッチアップする時間も多かったです。
ここでめちゃくちゃ積極的にプレッシャーをかけ、渋谷の生命線のオフェンスリバウンドを阻止するためにゴール下では献身的にボックスアウトを張り、たとえリバウンドを取れなくても外に弾いたりと#34パブロを欠いていることを感じさせないプレーで安定した試合運びを支えてくれました。
オフェンスでも強気なドライブや3Pで着実に点を重ねていたのも印象的です。
#11まっすーが攻撃の起点に
14得点の活躍で、40分間チームの攻撃の起点であり続けたのが#11まっすー。
ポストアップからの技ありシュートや、相手のビッグマンのブロックをずらしてのレイアップなどオンファイアな1日でした。
#11まっすーの特徴として、シュート離れが半拍速い。(そういう表現をするのか不明ですが...)
オーソドックスなレイアップだとステップを2歩踏んで思いっきり飛んでシュート、のリズムなのですが彼は1歩目で踏み切ったり、2歩目を踏んだ時点でシュートを放っていたりと、ディフェンスからするとブロックに飛ぶ事前動作中に打たれてしまうのでとにかくリズムが合わせづらいのです。
理屈にしてしまうと簡単そうに見えるのですが、実はかなりの高等技術でこれをプロレベルで武器にしている#11まっすーは本当に末恐ろしい。
今年も天皇杯で爆発して、優勝の立役者になってもらいたいです!
修正力で上回った一戦
昨日のGAME1は川崎のシュートアテンプト53に対して、渋谷が79でした。
だいたい60前後が基準だとすると川崎はオフェンスリバウンドが全く取れず、逆に渋谷はオフェンスリバウンドとターンオーバーの誘発によってかなりシュートチャンスを作ったという試合でした。
川崎は限られたシュートチャンスでもきっちり渋谷のディフェンスを崩して高確率で決めていたので勝利を掴みましたが、シュート確率は水物であることと崩されたプレーは相手も修正してくることを考えるとGAME2は同じような内容では勝利できなかったと筆者は見ています。
なので今日のゲームはリバウンド(オフェンス・ディフェンスともに)とターンオーバーをいかに減らすかが勝負だったのですが蓋を開けてみるとGAME2は川崎のシュートアテンプト63に対して渋谷が67と、きっちり修正できてたのが勝利の大きな要因でしょう。
3Pの確率はお互い30%台前半とやはり昨日ほどの差が見られなかった中で勝てたのはこの修正の力が大きかったからだと見ています。
#23マットは嵐の前の静けさ?
総じてどのメンバーも集中して臨んだ今日のゲームだったのですが、唯一上げるとすれば#23マットの不発。
試合序盤から3Pも2Pも放ってはいるものの、今日はなかなかジャニング警報を響かせられませんでした。
チーム全体で言えば誰かが不調のときは他のメンバーがカバーということができており、安定して勝つ強いチームらしさが確かめられたのですが2/9(水)の天皇杯準決勝vs宇都宮ブレックスでは#23マットの長距離砲が不可欠です。
楽観的な見方をすれば最終的にはシュート率は実力に収束するので今日不調だった分次の試合では爆発する可能性があるのであまり気にしすぎず、期待だけするようにします。
優勝請負人として水曜日の天皇杯準決勝でこれでもかってくらいジャニング警報を響かせてください!
【21-22 第21節 GAME1】vsサンロッカーズ渋谷
試合の締めはサンロッカーズ渋谷の超攻撃的ディフェンスに押された感がありますが
前半で作ったリードを守ってきっちり危なげない試合運びで勝利となりました
川崎93-86渋谷のGAME1の模様を振り返っていきます。
#0祐眞無双
今日のヒーローは文句なく#0祐眞でしょう。
前回の渋谷との対戦時はコンディションが悪く、スターターも#7竜青さんと代わっていましたし、実際あまり体がキレずにターンオーバーがかさんでいたのですがその印象を払拭してくれました。
第1Qから一人で12点と大爆発でした。
ハンドリング技術の高いプレーヤーが多いPGは、結構みんなトリッキーなパスで会場を湧かせるのですが元々#0祐眞はきっちりボールキープしてから安定したパス捌きをする選手という印象だったのですが、今日は渋谷対策なのか球離れも非常に良かったです。
渋谷のディフェンスはとにかくボールマンにプレッシャーをかけ、次のパスの受け手のところのスティールを狙うのですが、ワンテンポパスの展開が早くなることでここのディフェンスを後手に回せたことが大きかったように思います。
個人のBリーグ通算3,000得点、一試合25得点のキャリアハイと華々しい記録も飛び出し、#0祐眞完全復調と言えるでしょう。
明日も攻守にキーマンとなること間違いなしです!
#11まっすー覚醒か?
前節の北海道戦から安定して二桁得点、3Pも要所できっちり沈める活躍の#11まっすー。
とにかくポジション取りへの嗅覚が鋭く、するするっとディフェンスの隙間に入ってきて得意のステップで相手を翻弄する姿が印象的です。
シーズン序盤は良いところでボールを受けてもハンドリングミスでもったいないなというシーンが目立ったのですが、最近は非常に安定しており#11まっすーの活躍を全体戦略としても期待できるレベルになってきました。
昨シーズン新人ベスト5の冠は伊達じゃない。
あとはリバウンドやルーズボールの球際がもう一歩強くなってくると#22ニック、#35ジェイ、#34パブロに加えて川崎のリバウンド力を押し上げてくれる貴重なプレーヤーになるはずです!明日も期待です。
MOVEを体現した一試合
前回の渋谷との対戦時、賢次HCが「ポゼッションゲームになる」と言っていたのでフィールドゴールのアテンプト数に注目していたのですが、実は今日の試合は川崎は53本と今シーズンで最も少ない数字でした。
オフェンスリバウンドも4本で、前回渋谷と対戦したときよりもシュート数は少なかったです。
それでもきっちり勝てたのは確率が格段に上がっていたから。そして確率が上がったのは、きっちりボールをMOVEさせていたからだと見ています。
前回渋谷に負けたときはボールがうまく動かず、タフな1on1からのシュートで落ちてという苦しい展開が多かったのですが、今日に関しては相手のディフェンスが寄ってくる前にボールを動かせたことでフリーになる場面が多く、シュートもイージーなものが多かったです。端的に言うと、崩せてた。
#34パブロを欠いている今、#22ニックや#35ジェイへの負担は大きく、彼らがオフェンスでも1on1で体力を使ってしまうとかなり苦しい状況に追い込まれることが予想される仲、ボールがよく動くパッシングゲームを主体にテンポ良く得点を重ねるスタイルは対渋谷攻略の肝だと思われます。
明日のポイントはディフェンスリバウンド
かなりゲームプラン通りに運んだ今日の試合でしたが、負けた渋谷は必ずバウンスバックを狙ってディフェンスの強度を上げてくるはずです。
そんな渋谷を乗せることなく跳ね返すには、今日20本取られたオフェンスリバウンドをどれだけ抑えられるかがカギだと見ています。
攻撃面は今日行っていたことをきっちり遂行できれば今の川崎ならシュートも沈められるはずなので問題なし。
#22ニック、#35ジェイはマックス・ヒサタケとマカドゥーという超ヘビー級のインサイドを相手にしているので、ここに#11まっすーや#27くまがどれだけディフェンスリバウンドに貢献できるかが勝負でしょう。
明日勝って、東地区単独首位に躍り出ることを期待しています!
【21-22 第19節 GAME2】vsレバンガ北海道
川崎は#22ニック、北海道はブルックス&ロングと大黒柱の爆発で点の取り合いとなったGAME1からお互い修正をしてのGAME2。
軍配は他の選手の仕上がりが良い川崎に上がりました。
北海道85-97川崎の試合のポイントをいくつか振り返っていきます。
過去最大級のジャニング警報
なんといっても3Pが7/10でチーム最多の25得点をあげた#23マットでしょう。
特にまだお互いディフェンスで流れを掴みきれず点の取り合いとなった第1Qで3本連続で3Pを沈めたところで試合の主導権を握らせてくれました。
解説でも触れてましたが、#23マットのシュートはとにかく速い。速いのでブロックが効かないし、一瞬のスキでも長距離砲を狙えるのはBリーグ全体にとって驚異でしょう。
ヒーローインタビューで「あと数年日本でプレーしたい」と言ってくれてましたが、どうか川崎にお願いします!
くまの献身とまっすーの好調
昨日のゲームから#34パブロが一時帰国で戦線離脱中。
リバウンドやディフェンスで高いインテンシティとIQを発揮してチームの支柱だっただけに、今節のゲームはインサイドが不安でした。
ここでチームを支えてくれたのが#27くま。
得点こそ目立ちはしなかったものの、ブルックスに対してずっと強度の高いプレッシャーをかけ続け、ヘルプやブロックなどインサイドの枚数が少ない時間帯でも流れを作ってくれたのは影のMVPといって良いのではないでしょうか。
もう一人、調子を取り戻したのが#11まっすー。
今シーズンここまでは3Pは不発、ボールハンドリングもどこかぎこちなくパフォーマンスが安定しない印象でしたが、この連戦では速いトランジションと持ち前のクレバーなステップで着実にSFポジションからの得点をあげられたおかげで、北海道のディフェンスの焦点を散らしてくれました。
KINGの存在感の小ささ=川崎の強さ
川崎といえば#22ニック。実際得点ランキングでも3位につけており、KINGの異名は伊達じゃない活躍です。
どこのチームにもエース級の選手はいるのですが、チームとして強いクラブはエース以外の力や連携・戦術遂行力の高さで決まると筆者は考えます。
その点で今日の川崎の勝ち方は理想的で、#22ニックの存在感がさほど大きくない。
他の選手がきっちりボールハンドリングしながら得点を重ね、要所要所では#22ニックも点を取れる。プレータイムもきっちりシェアできるので強度が落ちない。
今日は#25マット、#0祐眞も手を付けられない状態でした。
こういう勝ち方ができるのが川崎の強さであり、他チームからの対策を難しくする要因になるので、どうかこの先も今日のようなパフォーマンスを続けてほしいものです。
理想的には#22ニックが得点王争いから一つ退きながら勝率を上げられるようになれば逆説的ですが3冠王が近づくのではないかと思っています。
次節SR渋谷せんは竜青さんの復調がカギ
水曜の千葉とのゲームが流れたので、川崎の次の試合はSR渋谷との週末連戦になります。
ここで連勝を積めれば東地区首位の可能性も高く、大事な節になります。
1月上旬に戦ったときの記憶に新しく、今節もPGへのプレッシャーをいかに退けて攻め入れるかが勝敗を分けるかと思います。
今節で#0祐眞の復調は確認できたので、コンディション調整気味だった#7竜青さんがどこまで復調できるかに掛かっているでしょう!
#3よねすけの怪我は非常に心配ですが、ここに無理がかかるためにも#7竜青さんの迫力満点のプレーに期待したいと思います!